大晦日。

平成28年大晦日。今年も無事に終わりそうです。ありがとうございました。

昨日、12月30日は毎年餅つきです。迎春準備の最後の仕上げ。とても面倒なのですがもち米をせいろで蒸して、石臼と杵で一俵の餅を搗き上げます。神饌餅を手作りすることの大切さは勿論ながら日本の伝統を伝えいく努力をしたいのです。禰宜の友人がこのためだけに集まってくれます。皆、独身の時からだんだんと結婚をし、我が子を連れて集まるようになりました。嬉しい限りです。

子供たちなりに参加し、祖母、子、孫、ひ孫四世代が力を合わせます。大人たちが仕事する周りで子供たちの笑い声。なんだか穏やかな一日でした。12月は迎春準備で心身が疲れついつい相手を思いやる気持ちを忘れてしまうことがありますが、やはり孫たちは癒しですね。

特殊神饌。俗称「としとこさま」、年徳様(大年大神)のことなのでしょうが、本来、各家庭にこの神様をお招きしてオモテナシするのがお正月。だんだんとお正月の意味が忘れ去られてきましたが、大年大神から年(歳)を戴いて皆一緒に一才年を重ねるのが数え年。

平たく述べた餅の間に小さな重ね餅を12重ね丸く並べます。閏年は13重ねなのです。古いお宅でももうほとんどおこなわれなくなったのではないでしょうか。

それでは皆様、稔り多い新年をお迎えください。

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