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今年は半月の観月雅楽会

境内に建立された和気清麻呂公の銅像前広場で開催される観月雅楽会も今年で8回目となりました。毎回総代長の奉納で特設野外ステージが設置され、「天理関門雅楽会」の皆さんの奏でる雅楽に深まりゆく秋の夜のひと時を心静かに過ごします。最初は十六夜の月を愛でながらの雅楽会でしたが、週末の夜の方がゆっくりできるとのご意見が多く寄せられ一昨年より土曜か日曜の夜に開催するようになりました。その為、今回の月は半月。それでも空は澄み渡りとても美しく見えました。ただ、急に冷たい風が吹き少し肌寒い演奏会となりました。

まず清麻呂公銅像前で観月祭神事を斎行。

最初の演目は双調(そうじょう)「柳花苑(りゅうかえん)」。死者を弔う曲であったものがその軽快なテンポとリズムのため祝いの席で奏でるようになったと言われています。

続いて、今年は沖縄民謡の演奏、林輝美さんとそのお弟子さん。林輝美さんは氏子さんなのですが、若いころ旅行した沖縄で沖縄ミュージックに魅せられとうとう移住。現地で沖縄民謡を学び沖縄のラジオ、テレビに出演していたそうです。縁あって葛原に嫁ぎ、今は三線教室を自宅で開いています。ゆったりとした4曲の沖縄民謡にうっとり。

そして最後は、舞楽「胡飲酒」。胡の国の王様が酒を飲んで酔った様を舞にしたと言われているそうです。勇壮さの中にも優雅な舞に魅了されました。

恒例になった雅楽会ですが、当社の雅楽会の特徴は雅楽と他のジャンルの音楽をコラボさせることです。それも、できるだけ地域でがんばっているミュージシャンに出演してもらっています。(コーラスグループ、シャンソン歌手、バイオリニスト、ピアニストなどなど)勿論、雅楽会の雰囲気を壊さないよう気を付けているつもりですが天理関門雅楽会の皆さんには、舞台の設置やマイク設備の借用などご迷惑をおかけしています。懲りずにこれからもお願いしまーーーーーーす。「長慶子」の曲に送られ、約1時間半の雅楽会を約100名の方が満喫しました。

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