風鈴とヤマアカガエルとイボガエルと
どうも夏本番になったようです。じりじりと日差しが厳しくなってきました。参道は木々に覆われとても涼しいのですが、それにもう一味を加えたいと参道の10本の街頭に風鈴を吊るしてみました。某鉄鋼会社に勤務されている総代さんに吊るし台を手作りしてもらい設置しました。参道を歩む方々に「チリーン」と風鈴の音色が心地よいだろうなーとはまったく私の独りよがり。セミ声の方が大きいのです。もうひとひねりせねば・・・・・・・。
風鈴を吊るしているとピョンピョンとちいさなカエル。おや、最近見なくなったイボガエルかと喜んだのですがよーくみるとヤマアカガエル。
私が小さいころにはどこにでもいたイボガエル。正式にはツチガエルなのでしょうか、糸に綿を付けてよくカエル釣りをしたものです。兼務する神社の周辺は田んぼでイボガエルばかりなのですが、周囲に田んぼがなくなった当社ではイボガエルを見なくなったのです。少し前に読んだ百田直樹氏の「かえるの楽園」はツチガエルとウシガエルの争いを日本の現状に照らし合わせた話ですが、あまりにも恣意的で読み物としては興味を示せませんでした。ただ、自然を含めた日本の社会全体がおかしくなっているのは今始まったことでありませんがイボガエルの代わりにヤマアカガエルがいたことにまだ希望を捨てないことにします。